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管理人はベトナム株を保有しているのですが市場は非常に魅力的なものの、管理がやや面倒です。
その理由は、配当が支払われる回数が年度によって違う企業があるため自分の持っている銘柄が現在どのくらいの利回りなのかを正確に把握し続けるにはキチンと管理していないと把握できません。
2016年から少しづつ購入してきたベトナム株ですが今回、意を決して2019年の配当利回りを計算してみました。
では詳しく見ていきましょう。
目次
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ベトナム株の配当は年に1回から3回くらいまでに分けて出ます。会社によっても違いますし同じ会社でも年度によって回数が違います。
今回は2019年1月1日から2019年12月31日まで保有していた銘柄で配当利回りがどうなったかを確認しました。
よって最近購入したPPCは除いてあります。
銘柄 | 現在の利回り(管理人保有分) |
BID | 10.8% |
BSI | 11% |
DPM | 6.4% |
FMC | 8% |
NBC | 16% |
SSI | 6.4% |
VNM | 4.3% |
以上8銘柄の平均利回りは8.9%でした。
中でもNBCが16%と、とりわけ高い数値になっています。NBCは石炭を扱う企業で近年好調です。
このようにベトナム株は高利回りの企業が沢山あります。数年保有して配当利回り10%を目指すのは難しくありません。
次に管理人が保有している銘柄の購入時と現在の配当利回りを比較してみました。
銘柄 | 購入時の利回り | 現在の利回り(管理人保有分) |
BID | 7.9% | 10.8% |
BSI | 6.7% | 11% |
DPM | 5.7% | 6.4% |
FMC | 7% | 8% |
NBC | 16% | 16% |
SSI | 4.6% | 6.4% |
VNM | 3% | 4.3% |
2016年から購入し始めて現在までに全銘柄の平均利回りは7.2%→8.9%になりました。
順調に増えていますね。3年半でこの結果ですから、このまま長期で保有すると驚くような数値になりそうです。
そんな夢を見れるところがベトナム株の醍醐味の1つであります。
平均利回りが7.2%→8.9%になったことが確認できましたが、全銘柄を均等額購入しているわけではないので改めて全買付金額に対する配当利回りは6.3%であることを確認しました。
ただし2019年は資金の半分が現金で寝かせてあり他の銘柄の売買もしているため1部受け取った配当は外しています。
そしてその後購入した銘柄も入れると2020年の配当利回りは6.1%位になる予定です。これに株式分割を入れるともう少し上がるでしょう。
今度は2020年の予定配当利回り6.1%が30年続いた場合のシミュレーションをしてみたいと思います。
買付金額は現在は約52万3000円です。
条件
元本は52万3000円
配当利回りは6.1%
配当は全て再投資する
30年間条件は変わらないものとする
複利計算で出してみました。
30年後には52万3000円が309万円に増えています。
これはあくまで配当だけの利回りのシミュレーションで、株式分割を入れたら2倍の12%以上で考えても良いのかなと思っています。
20%で回せば30年後に1億円になるのですが、どうでしょうね。株式分割してくれて潰れない高配当株か成長株の銘柄に上手く乗ることが課題となります。
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ベトナム株は高配当株が多いです。管理人が保有する銘柄にも利回りが10%を超える銘柄がゴロゴロあります。
ではなぜベトナム株は配当利回りが高いのでしょう。
それは、配当を多く払う企業ももちろん沢山あるのですが、株式分割が盛んだという背景があります。
銘柄にもよりますが、ベトナム株は「無償増資」と言って配当として株式が貰えます。また「有償増資」と言う有償で株を安く買える制度もあります。
無償増資を行った場合、購入金額が下がって株数が増えます。有償増資は安く買えることが多くお得に株数を増やせます。
管理人は両方利用して株数を増やしています。
たとえ配当が毎年同じ額でも購入金額が下がれば配当利回りは上がりますよね。これがなぜ配当利回りが高いかのカラクリです。
しかも増えた株数に対してまた配当が支払われるので雪だるま式に資産が増えます。
ベトナム株は株式配当を利用すると資産増加に対して効率が良いのです。
ベトナム株で配当利回りを重視して投資していく場合ですがいきなり高配当株を買わなくても十分達成できます。
これまで見てきたように増配や株式配当が盛んですから、最初は利回りが低くても潰れずに配当を出し続けてくれる企業なら高配当株化する可能性は高いです。
その中で株式配当も出してくれる企業を選べば成長と高配当の両方の恩恵を受けることができます。
ただし以下の点に注意です。
注意
株式配当を受ける場合はベトナム現地の証券会社で取引すると取りこぼしがないです。日本の証券会社で取引すると、割当てられる株式に源泉徴収税が課せられる場合には原則としてすべて売却処分のうえ、その売却代金が支払われるため、株として受け取ることができない場合があります。
ですので管理人は現地の証券会社である「JSI証券」を利用しています。銀行口座も指定されるので現地のBIDV銀行の口座を開設してJSI証券と繋げています。
さて現在、管理人が保有している銘柄で配当利回りが伸びやすい銘柄はどれでしょう。
もちろん財務が良くなくてはいけませんが、それは超長期で保有する場合、今の状況だけ見ても未来のことは分かりません。
今判断できるのは2つ。配当が平均的な値以上で安定して出ていて、株式配当があることです。この2つがあれば他銘柄よりも速いスピードで配当利回りが上がっていきます。
管理人が保有している銘柄の中では株式配当が頻繁にあるBSIとVNMがそれに当たります。
あくまで現時点でなので株式配当によって増配率が高い銘柄はこれからも確認していきます。
今回は保有銘柄の配当利回りに着目して書いてみました。
利回りだけを見て投資するのは危険ですが配当金生活を送るために重要視しています。
記事の中でベトナム株で高配当株を保有するには主に2つの方法があるとお話ししました。
まとめると
ポイント
ベトナム株で高利回りの銘柄を得るには
・配当利回りの高い銘柄を買う
・無償増資を利用する
・全て配当は再投資をする
これらを実行すると高利回りの銘柄になります。成長性も大事ですが利回りも大事ですよね。
今回改めて確認してみて配当利回りが成長していることを確認できました。
次回もしばらくしたら確認したいと思います。ではまた。